すっかり書くこともなくなりましたが、逆にいえばここに書いてあることが、わたくしがテキスト化できるほぼすべてってことでもあります。

ここを見に来てくださった方に、少しでも足しになる部分があったらいいなと思います。

気になる点、よくわからない点などありましたら遠慮なくコメントをいただければと思います。


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MantisXとSCATT🆕


#MantisXとSCATT🆕


どうも!Y本です!


今回はメンタルの話を書いてみます
わたくしもまだまだ途中の人な自覚はあるんですが、いちおうグラチャンは獲れたんで、このタイミングならこういうの書いても許されるかなって思ったんで書いてみました
ひとつでも参考になる箇所があったら幸いです

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さて、本番でなかなか結果が出せない
緊張して技術が発揮できない
これはメンタルが弱いからである、とお考えの方はとても多いのではないでしょうか
でもなかなかメンタルを鍛えようって話にならないように思います
メンタルが弱いからうまくいかなかったって言ってるのに、技術面ばかり追っかけていたりしないでしょうか

●メンタルを鍛えるという考え方
技術を磨くことができるように、メンタルも磨くことができます
技術面での悪いくせを練習で修正できるように、メンタルの悪いくせも練習で修正できるんです

一応書いときますけど、いきなり飛躍することは当然できません
練習でもできないようなことを本番でいきなりできるようになるって話ではなくて、よくない結果が出たときに「自分なんてこんなもの」ってつい考えちゃうところを、いやいや、そんなことないぞと考えることができるようになる、みたいなイメージでとらまえてください
もうちょっと具体的に書くと、ブルズで5点を撃っちゃったときや、プレートの下段で外してしまったとき、その次の1発をどんな気分で撃てるかにかかってくる、そんなお話です

●セルフイメージ
自分はこういう選手であるという、自分自身が思い描く姿です
こんなふうになりたい!という希望ではなくて、きっと自分ならこうなるだろうなっていうイメージです
これを育てていくのです
よりリアルに、より強い自分を思い描けるように、育てていく必要があります

●どう育てるか
主に本番で育てることになります
まず試合に出るところから始めましょう
試合に出たことの無い選手は、他人から話を聞いたりYouTubeで動画を観たりして想像するしかありません
リアルな体験が必要です
お近くで練習会が開催されているなら、積極的に足を運んでみるのもよろしいかと思います

あるていど試合の経験を積んだら、本番の準備として練習というのをやると思うんですが、その際にイメージトレーニングを同時に行っていきます
可能なかぎりリアルに、本番での様子を思い描きながら練習します
練習は本番のようにとよく言いますがなかなか難しいものです
試合のときに音声を録っておき、練習の際にそれを流しながら撃つなど工夫をするとよいでしょう
(もちろん技術面に特化した練習も必要ですがこの記事では割愛します)
この際に特に意識して欲しいのが、全力の1発を35発撃つ、という考え方です
さっき撃ったのがどうだったとか、これからこう撃ち進めていけば何点になるとか、いつもここがうまくいかなくてミスするんだよなーとか、そういうのはすべて雑念です
あくまでも、今、この瞬間に集中して、全力の1発を撃つようにこころがけてください
(タスクフォーカスといいます)
また、そういうふうに考えるくせをつけてください

●いざ本番!

そうして迎えた本番では、今自分の持つものすべてを総動員して臨みます
練習どおり、全力の1発を35発撃つようにしてくださち
そういうふうに撃つ練習をしておくことが必要ですし、そういうふうに撃てるようになるのを目指します

ほかにも、呼吸法やフォーカルポイント(何それって人はぐぐってどうぞ)といった技術も併用し、とにかく全力で戦ってください
手抜きをしたり、あきらめたりしてはダメです
全力を出し切ってください

(2022.7.2追記)

ここでいう全力で、の定義みたいな話になりますが、本番ではなかなか練習どおりに撃てないと思います
いつもならちゃんと撃てるのに、なんだか今日は右に飛ぶなあとかそういうやつです
そんなときにはどうするかっていうと、あくまでも練習どおりを貫くのではなく、そのときなりにどうにかして、たとえ間違った撃ち方でもかまわないからスコアを取りに行くことが必要です
もちろん、スコアを取るための近道はちゃんと撃つことなんですが、本番の緊張下でそれが発揮できないんだから、見苦しかろうとなんだろうとスコアを取るためならかまわないって考え方です
変な撃ち方で撃つこと自体はいいか悪いかでいえば悪いのに決まってるんですが、同時に試合でスコアを取ることも優先されることなのに決まってますよね
なので、なんだか今日は右に飛ぶなあというのが何発か出たなら、とりあえず1発だけ左に撃ってみるのは、本番ではアリです!

同時にもうひとつ気を付けねばならないことがあります
本番で練習をしないことです
本番は練習のように、なんていいますが、それは質の高い練習、本番を想定している練習のことを指すのであって、技術面の研究のことではないです
本番での目的はあくまでもスコアを取ることですから、研究してる場合じゃないですよね
明確な意思を持って、本番でこう撃ったらどんなスコアになるかしらんとかそういうのはアリだとは思いますが

今回追記したこの部分は、木田先生に習ったことですので間違いないと思います


●本番での結果を受けて
本番が終わったら、結果を振り返ってみましょう
きっと反省すべき点が多く残ることと思います
でも、なにかしらうまくいった部分もあるものだと思います
そのうまくいった部分をひとつでも多く探して集めて、ノートに書き出してみましょう
忘れないうちに、試合が終わったらすぐにやるのがよいでしょう

その小さな、自信とも呼べないようなものを少しずつ集めていけば、やがて大きな自信につながるんじゃないかなと思います
そんなふうにセルフイメージを育てていくんだと、わたくしは考えています

また、うまくいかなかったときは思い切り悔しがればいいと思います
悔しいと思うということは、もっとできたはずだと考えていたからですし、そういう結果を望んでいたからですよね
その悔しさはきっと、次の試合に向ける大きなエネルギーになってくれるはずです

セルフイメージを育てる具体的な方法として、リスキーさんは、自分よりも少し実力が上の選手に本番で挑み勝利することでセルフイメージを育てていくという方法を紹介されていました
わたくしも試してみたのですが、いまいち合わなかったみたいです
肝心のターゲットが、浮き沈みの激しいマブのナベさんだったのがいけなかったのかもしれませんw

●まとめ
来る10/6に、あの木田先生のメンタル講座 が大阪で開催されるとのことです
本記事の100倍くらいためになる内容だと思いますので、勝ちたい方は受講することを強くオススメします
わたくしももちろん受講します

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22.6.27若干の追記をしました


こんばんはY本です!

ガンプロ誌の池上先生の連載で、先日大阪で開催されたプレート講習会の中身を載せていくそうですね
4月号にその1回めが載ってます
わたくしも購入して読みました
まだの方はぜひ購入しましょう

22.6,27追記
池上さんがKindle版書籍を出版されてます
Amazonで池上ヒロシで検索すれば出てきます
Unlimited会員ならなんと無料で読めちゃいますよ

で、そのプレート講習会、わたくしも受講させていただきまして、その内容を本ブログの記事にしようかどうしようか迷っていたのですが、講習会のレポートはMSCのブログで上がってるし、技術面のお話は池上プロがこれから記事にしていかれるので、どうせ記事にするなら違った切り口でいきたいなと思って色々と考えてみました

で、考えてみた結果、今回は、わたくしのプレートの撃ち方をテキスト化してみたいと思います!

ちょうど、先日のすみだ公式でのプレート競技の動画をyoutubeに上げていただけていまして、そちらもあわせてご覧いただけたらと思います

ではさっそく行ってみましょう!

1.立ち位置
右端の的が自然狙点になるように立ちます
わたくしの場合、足はインラインなんですが身体を右にねじって上体は若干オープンで構えるのにしています
身体の硬さは日によって変化するので、ねじれる角度もわずかに変化します
なので、神経質に決め決めにせず、あくまでも感覚を大切に立ち位置を決めるようにしています
この右端の的に自然狙点を合わせたところをホームポジションとします

22.6.27追記
フォームを若干変えまして、今は左から2番めをホームポジションとして、ほんのわずかに右にねじったオープンスタンスで立っています
ねじるのをやめると左端に銃口が向くくらいのねじり具合です
左に向けるのは右に向けるよりも難しいと感じるので、ここを選択しました

2.スタンバイ姿勢
呼吸を整えたりグリップを確かめたりしたのちに、まずホームポジションでスタンバイ姿勢をとってから、これから撃つターゲットの方向に身体を向けます
わたくしは歩かずにその場で身体をねじる派なのですが、この際に上体はねじらず骨盤をねじってやるようにします
ホームポジションですでに身体を右にねじっていますので、左に向けてねじれを解放してやる形になりますね
スタンバイ姿勢に移行してからは銃は見ません
正しくスタンバイ姿勢を取った場合、フロントサイトは沈んで見えなくなるはずなので、見る意味が無いからです
これが見えちゃう人は手首の角度が誤っているはずです
また、頭部というのは人体で最も重いパーツです
それがいちばん高いところにあります
高いところにある重いものが動けば、当然バランスが崩れます
バランスを崩したくはないので、可能な限り静止していたいというわけです
サブジャッジへのOKアピールも忘れずに

3.呼吸
スタンバイまでは静かに行うことを心がけます
登田さんのコールが始まったら呼吸を合わせて、
「プレートスタンバイ」で吐いて、
「レディー」で大きめに吸って、止めます
あとはフォロースルーまで止めたままです

4.視線
ぼんやりとターゲットの方に向けつつ、これから振り上げる腕をイメージしたりします
あまりターゲットを凝視していると、照準の際にサイトにピントを合わせづらくなったりしますので注意が必要です
ターゲットの置いてあるあたりの床を眺めるのもありです
最近のわたくしはレディーのコールで床に視線を落とすようにしています
練習ではいい感触なんですが、これはまだ試合で試していないので何とも、です

22.6.27追記
レディーのコールで床に視線を落とすのが正解に近いと今は考えています
これでグラチャンも獲れましたし、先日の御堂筋公式でも1枚残しで行けましたので、大丈夫だと思います

5.腕の振り上げ
加速しながら振り上げ、減速しながら止めます
バッ!と上げたりビタッ!と止めたりすると身体がぶれてしまいますので、そうならないように、それでいて早く狙点まで上げてしまいたいので、適切な速さで振り上げたいところです
動くのは肩から先だけ、を心がけます
振り上げ後はスタンバイ時より少しだけ右足寄りのバランスになりますね
振り上げる角度ですが、いちど狙点を通りすぎてから下ろすのはやめました
今は、狙点まで一本道で振り上げるのにしています
賛否両論あると思います
通りすぎるほうにもメリットはあると思いますが、余分な動作を省きたいですし照準の時間を稼ぎたいので、今は一本道のほうが正解に近いと思っています

6.トリガー
振り上げを開始したらすぐにトリガーを掴みにいき、さっさと引き始めてしまいます
そのまま人差し指を止めないように、しかしあくまでもゆっくりとトリガーを絞ってやります
銃がどこを向いていようが、引き始めたら一定時間後に勝手に落ちるように引きます
指を止めてはいけません
止めてからまた引く、とやるのはガク引きの要因になるためです
すぐに掴んでゆっくり引く、です
ゆっくり引きたいのですぐに掴みたい、ってことでもあります
くれぐれも暴発には気を付けましょう

7.照準
床のあたりに置いておいた視線は、振り上げとともにフロントサイトを追いかけ、掴みにいきます
さらりと書きましたが、意識してうまくやろうと思うとものすごく難しいです
そしておそらく、さいごのさいごはここが最も重要なところなんじゃないかと思っています
わたくしの場合、外すときはだいたいコレがうまくいかなかったときだったりもします

8.フォロースルー
トリガーが勝手に落ちれば、勝手にできているはずなやつで、意識してやるものではないと考えていますが、意識して練習しないと身に付かないものだったりもします
これがうまくできないと、撃ちながら銃を下ろしちゃったりする悪いクセがつきますので、わたくしは撃ち終わってから銃を手前に引くようにしています
あの松田選手もこうしてますし、たぶん間違いないやつだと思います


以上、わたくしのプレートの撃ち方でした!
あとはこれを15回繰り返すだけです
簡単ですね!

今、どこが簡単だ!とか思った方、それはどうでしょう
その思考、自らの首を締めていませんか?
たとえば、ここが違うぞここも違うぞー、とか、こんなんだから2枚も外すんだよ、みたいなのが望ましい思考だと思います
もっと自信を持っていきましょう
そして自信を持てるように練習しましょう
そしたらきっと、152点とか撃ってグワーッ!っとか言わなくても済むようになるんじゃないかなと思いますorz




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